●4月の神事

梅宮例祭(4月3日)

 安 産守護である梅宮の例祭で、安産を祈願する祭です。昭和23年当時、盛岡市内の産婆たちが中心となって祭典を行っていました。いつしか、その梅宮奉賛婦人会は解散し、現在、盛岡八幡宮敬神婦人会の皆様の強力を得て行っています。




祈年祭 (4月15日)

 八幡宮3大祭のひとつで、春のはじめに稲が豊かに実ることを祈る祭です。祈年祭(きねんさい)は、奈良・平安時代には、朝廷の祭儀をする神官によって行われた伝統あるものです。「としごいのまつり」「春祭り」ともいわれています。「とし」とは穀物のことで、とくに稲をさします。
 春のはじめになると神さまは里に降りられ、秋の収穫が終わるとともに山に戻られるという昔からの信仰があり、この祭りが行われています。



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●6月の神事


高倍神社例祭(6月15日)

 宮中の食礼法の源を築いた磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)と包丁式を確立した四条中納言藤原政頼卿の二神をお祀りしております。6月15日の例祭においては、盛岡調理師会による料理展示を始め、古式に習った「包丁式」を奉仕しております。
 包丁式はまな板の上の魚には一切手を触れず、包丁と箸だけで鯛を料理する名人芸であります。装束に身を包み、古式に習った作法。包丁の使い方一つをとっても厳格な決まりがあり、刀を操るように優美な線を描く様は、職人はもとより多くの方々を魅了します。




夏越大祓式(6月最終日曜日)

 大祓は夏と冬の年2回行われています。夏越大祓式には境内の鳥居に茅ノ輪が設置されます。この茅を編んで作った大きな輪をくぐると罪が除かれ、心身が清らかになるといわれています。この日は茅ノ輪くぐりをする人々で賑わいます。



茅ノ輪神輿神事(6月最終日曜日)

 夏越大祓式のときに行われます。茅ノ輪神輿を盛岡八幡宮南會の皆様が中心となり担いで、門前町内に繰り出します。門前町内の罪やけがれを茅ノ輪に託して祓い清め、郷土の繁栄を祈るという全国でも珍しい神事です。



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●8月の神事

笠森稲荷神社例祭(8月8日)

 五穀豊饒、商売繁盛の神として祭る笠森稲荷神社の例祭。8日の当日は午前11時から笠森稲荷神社の崇敬講の人々によって行われます。昭和32年頃は盛岡市内八幡町を中心とした人々が祭典を行っていましたが、その人たちが昭和35年に崇敬講を結成し、現在の形となっています。





神明社例祭(8月8日)

 天照大神を祭る神明社の例祭。古い書物には、旧暦の7月16日、17日の両日行われ、見世物や鹿踊などを楽しみにくる見物客も多く、町が賑わったことが書かれています。
 また祭礼のとき、参道でしょうがを売る風習があったため、この社の付近の町名を生姜町(しょうが:現在の神明町)と言いました。しょうがは悪を遠ざけ、神さまに通じる意味があり、今でも例祭のときには神さまにお供えしています。




戦没者追悼平和祈願祭(8月15日)

 大東亜戦争の終戦記念日に毎年、岩手護國神社で行われます。また、戦没者の名前を記した火焚串(ひたきぐし)に祈りを込め、戦没者の鎮魂と平和を祈る火焚神事も合せて行われます。


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●9月の神事 例大祭(9月13日〜16日)

 盛岡の秋祭りでもある八幡宮例大祭は、13日の宵宮祭からはじまり、14日の神輿渡御、15日の例大祭・崇敬者大祭、16日の神事流鏑馬(やぶさめ)と4日3晩、盛岡の街全体が賑わいます。このほか、献茶祭、稚児社参など、さまざまな催しがあります。約10万人の参拝者が訪れます。 初めての祭典は、八幡宮が完成した翌年の延宝9年(1681)、旧暦の8月14日から3日間、盛大に行われたと伝えられています。
(2012年例大祭の日程表)
スケジュール画像版
スケジュールPDF版


盛岡山車(9月13日〜16日)

 盛岡山車行事は盛岡八幡宮の例大祭中に行われます。盛岡山車は、京都祇園祭、江戸三社祭の出し物の長所を取り入れて、天(松・桜・藤・牡丹・竹)、人(人形)、 地(岩)、海(波・シブキ・滝)の法則が定まっています。歌舞伎や歴史上の名場面を飾り付けた各町内の山車10台余が豪華さを競い合います。
 宝永6年(1709)、南部藩の街造りの完成を祝い、若衆が町のシンボルである丁印(ちょうじるし)を八幡宮に奉納したのがはじまりと伝えられています。




神輿渡御(9月14日)

 以前は、14日、盛岡城内の鳩森八幡社から新八幡宮(当宮)へ神輿(みこし)の渡御(とぎょ)が始まります。豪華な行列が延々1キロメートル続き、約500人の行列で賑わいます。城内の八幡社の神さまを神輿にうつし、渡御によって八幡宮にうつり、14日、15日の両日、八幡宮に泊まられました。16日には再び神輿に乗って八幡社にお帰りいただいておりました。神輿渡御は延宝9年(1681)にはじまりました。

奉祝社参(9月14日)

 例祭期間中の9月14日夕刻(午後5時)から門前会が中心となってみんなで参拝してパレードが行われます。祭典をいっそう盛り上げるとともに、地域の活性化をはかるためです。 パレードは盛岡市肴町商店街から盛岡八幡宮までの約1.7キロメートルの区間、神輿・山車・子供さんさ太鼓・おはやしなどが、賑やかに繰り出されます。日が暮れると、山車の明かりが浮かび上がり、幻想的な風情となります。



お稚児さん参り(9月14日)

 このお稚児(ちご)さん参りは、例祭期間中の9月14日に行っている行事です。毎年2歳から小学校1、2年生くらいまでの男女約150名前後が参加します。きらびやかな冠(かんむり)と装束で着飾った子どもたちが八幡宮までの沿道を練り歩きます。神前でおはらいを受け、これまでの成長に感謝するとともにこれからの健やかな成長を祈ります。
 参拝後、境内で記念写真を撮っている風景が印象的です。



神事流鏑馬(9月16日)

 南部第13代守行公が応永25年(1418)、三戸にいた頃、櫛引八幡宮へ天下泰平・国家安穏・南部保全・子孫繁栄を祈願して行ったのがはじまりです。当宮では、延宝9年(1681)から明治40年(1907)頃まで続き、昭和25年(1950)、再び復活しました。
 良馬にまたがった射手奉行(いてぶぎょう)が3本ずつの矢を三度放って、その命中率を競うものです。五穀豊饒、国家の安泰、氏子たちの家内安全を祈願する祭典です。
 延宝9年(1681)、八幡宮初の神事流鏑馬では、総指揮官ともいえる総奉行には佐藤甚之丞が務めました。このときの成績は矢の数27本の内、はずれた矢は2本だけでした。当日は藩主、奥方、若殿、姫君、藩の重役たちが見学し、町内の人々も土手の上の見物席から見学したということです。




●川原祓儀
 流鏑馬の当日早朝、中津川の川原で弓を射るなどの奉仕員と馬が祓い清められます。その後、神前で「流鏑馬神前の儀」が行われます。「神事流鏑馬を行います」ということを八幡大神様へ報告する儀式です。
 また、馬場と一の的、二の的、三の的も念入りに祓い清められます。これを「馬場清めの儀」といいます。

●馬場入れの儀
 「馬場清めの儀」のあと、「馬場入れの儀」があります。太鼓役に続いて、素襖(すおう:江戸時代の武士の礼服)に侍烏帽子(さむらいえぼし)の装束をまとって、馬に悠然とまたがる総奉行が登場します。射手奉行3名、介添奉行3名も馬にまたがり、馬場を確認します。
 総奉行は、やぶさめの総指揮官のような役割で、もともと石高(こくだか)千石以上の格式の高い武士が務めていました。射手奉行、介添奉行は石高三百石以上の藩士が奉仕していたと伝えられています。

●本儀
 「馬場入れの儀」のあと「本儀」が行われます。総奉行はまずスタート地点の乗出から静かに進み乗止で馬を降りて床几(しょうぎ)に腰掛けます。
 各的奉行が的を点検し、総奉行の合図で、一の射手奉行から駆け出します。馬上から一の的、二の的、三の的の順に弓を射ていきます。乗止で駆けるのを止め、裏馬場へまわります。それから、一の介添奉行が乗出より駆け出して、馬上で扇を開き両手を上げて「ヨウイタリア」と高らかに賞賛し、馬止めで馬を止め、裏馬場にまわります。
 二と三の射手奉行、介添奉行も同じように続きます。各々三度繰り返してから、奉 仕員一同が神前に向かい、馬上から拝礼して本儀は終了します


介添奉行



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●10月の神事 

七五三祭(10月15日〜)


 七五三祝は、男の子が3歳と5歳、女の子が3歳と7歳のとき、神さまにお参りして、子どもの成長を感謝し、これからも元気で成長するように祈ります。
 七五三が11月15日に定着したのは、天和元年(1681)、徳川綱吉の子徳松君が、この日に祝ったのがはじまりと伝えられています。
 この地方では11月になると寒さが厳しくなり、子どものお参りが大変になるため、通常より1カ月早く七五三参りが行われます。




●12月の神事

新嘗祭 (12月1日)

 新嘗祭(にいなめさい)は八幡宮3大祭のひとつで、豊作を祈願する春の祈年祭に対する秋の収穫への感謝祭。その年の収穫を神さまとともに喜び、穀物や野菜、果物など、生命の源となる食 物へ感謝するお祭りです。
 新嘗祭の歴史は古く、天照大御神が新嘗祭を行ったことが日本書紀や古事記にも書かれています。
 当日は、献穀講中の人たちを中心にその年の新米を神さまにお供えして、祭りを行います。




師走大祓式(12月15日)

 半年に1回ある大祓で、年末に行います。
 人は生活しているうえで知らずに他人を傷つけたり、罪を犯したりしています。このようなさまざまな罪をはらい去り、正しく清められるように祈る行事が大祓なのです。


月次祭(毎月1日・15日)

 毎月1日と15日に行われる祭りです。国家の繁栄、皇室の安泰、国民の繁栄を祈ります。どなたでもご参列頂けます。


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祭事案内

・1月/初詣
・1月/裸参り
・1月/どんと祭

・2月/節分祭
・4月/梅宮例祭
・4月/祈年祭

・6月/高倍神社例祭
・6月/夏越大祓式
・8月/笠森稲荷神社例祭
・8月/神明社例祭
・9月/例大祭
・10月/観月祭
・10月/七五三祭

・12月/新嘗祭
・12月/師走大祓式
・毎月/月次祭